今回お伝えするウイスキーは、アメリカのテネシー・ウイスキー。
名前はだれでも知っているジャック・ダニエル(Jack Daniel´s)の一本、Jack Daniel´s Old No. 7 - Legacy Edition No. 2 というかなり長い名前のウイスキーです。
いわゆるスタンダードな Old No. 7 の中のレガシーシリーズと言われるもので、下記のEdition No. 1 の緑色のエチケットとは異なり、黒白ラベルではありますが、中央が白抜きになっています。
おそらく日本未発売と思いますが、750mlの並行輸入品がかなりの高額で出ているのを見ました。
ちなみにドイツの専門ネットショップでは700mlのものが24.90ユーロ(約3000円弱)で販売されています。
ジャックダニエルの特徴
基本的にはバーボンのつくり方を踏襲しているが、他メーカーに比べて原料のトウモロコシの比率が80%と高め。
原酒を樽詰めする前にサトウカエデの炭でろ過するチャコール・メローイング製法(テネシーウイスキー独特)で作られています。ろ過のための炭は3m以上も積まれ、その上から原酒がぽたぽたと落とされていきます。
ドイツのネット専門ショップでの説明
香り:オークのニュアンスをともなうスモーキーな木炭
味わい:カラメルの甘さ、ヴァニラとオークに軽いフルーツのニュアンスをともなう
余韻:マイルド、ドライでバランスがとれている
ジャックダニエル Old No. 7 はその黒白デザインのボトルが有名ですが、これまでずっと一貫してこのボトルだったわけではありません。レガシーシリーズはこの人気あるウイスキーのかつてのボトルデザインを今一度現代に甦らせる復刻ボトルシリーズです。エディション2は、黒がメインカラーとなる最初のラベルデザインのボトルが採用されています。医療用とうたっているところから、アメリカで禁酒法が施行される少し前に販売されていたと思われるボトルです。今後どんなボトルが復刻されるのか、楽しみですね。
我々の感想
まずはジャックダニエルらしく、華やかな甘みを感じるキャラメルとややスモーキーなオーク樽の香り。
一口含むと、まったりとしたキャラメル香を引き続き感じる。飲み終わってしばらくすると熟したバナナの香りがモワーンと口の中に広がってくる。
通常のウイスキーであれば、ウチでは加水して 1:1 で割るのが基本形ですが、これはそのままゆっくり味わうのがよさそう。
オンザロックでも飲んでみたが、我々の好みではない。
最近、ウシさんの好みは、バニラアイスにメープルシロップとジャックダニエルを垂らして食べること。大人のデザートにもってこいです!
スコッチウイスキーとはまた違う楽しみ方ができると思います。
最後に
さて、今回のボトルは限定品のようなもので、中身的には通常の Old No. 7 と変わらないようなイメージです。基本的に昔のラベルを復活させたタイプの商品です。
それだけで、通常品より10ユーロほど高いわけですが、ラベルを楽しむのもいいかもしれませんね。