さて、今回は、普段利用しているフランクフルトのカフェ『Hoppenworth & Ploch』で購入した豆『GATUKUZA - BURUNDI』のフィルターコーヒー用をレビューします。
今回はアフリカ内陸のブルンジ共和国のコーヒー豆です。
コーヒー豆について
今回飲む豆『GATUKUZA - BURUNDI』はアフリカ大陸の中央、コンゴ、タンザニア、ルワンダの3国に囲まれた小国、ブルンジ共和国産です。小粒の豆ですが、香り立ちは良く、飲むのが楽しみです。
お店の商品紹介では下記のように書かれています。
この格別のコーヒーは、ブルンジのヌゴジにあるガツクザ ウオッシング ステーションで生産されています。 以前販売していたブルンジ産の Nkonge と Munyinya 同様、今回のガツグザ(Gatukuza)も ”Long Miles Coffee Project” との提携により豆を調達しました。
かつてブルンジでコーヒー商を営んでいたとテレンス・ンドゥワエズ氏が、自ら生産を始めたのがガツクザ ステーションです。その彼が今年始めたのは、ロットを日ごとに分けて、実際に全ての生産品を試飲してみるということでした。
コーヒーチェリーの生産者は、8つの隣接する丘でコーヒーチェリーを栽培している600の小規模農園です。 収穫して水で洗浄したコーヒーチェリーを発酵槽に12時間漬けた後、選別し高床式のアフリカンベッドと呼ばれる乾燥台で2〜3週間かけて乾燥させます。
こうして精製され、我々の手元に届いたのは、驚くほどクリアで、甘く、ニュアンスに富んだなか、ほんのわずかに刺激的な爽やかさを感じさせてくれるコーヒーです。 どちらかというとフルーティーなコーヒーが好み、という方に特にお薦めです。刺激的な爽やかさがあるものの、ブルンジコーヒーの特徴である甘みを損なうほどではありません。
ドリップについて
今回は、コーノの名門ドリッパー・MDN-21で淹れました(紹介は最後に)。
コーノ名門ドリッパーは落ちていくスピードが速いので、HARIOのV60を使用するとき以上にすっきりとした味わいになりますが、やや経験を要する(なんども試してみる)ちょっと個性のあるドリッパーかと思います。
今回は1-2人用のドリッパーなので、無理をせず2杯取りします。
コーヒーミルはやや細かめに設定しています。そのため、普段よく使用しているHARIO(ハリオ)のMSS-1TB(細身のタイプ)ではなく、やや丸みを帯びた同じHARIO(ハリオ)MSCS-2Bを利用しています。
細かく引くときはどうしても豆がミルに引っ掛かりやすく、やや太めで持ちやすいこちらのほうが引きやすいからです。
この豆では初めての利用のため、どんな出来になるのか楽しみです。
コーヒーを飲む(感想)
香りはさわやかですっきりしています。齧ったことはありませんが生のコーヒー豆をかじったらこんなフルーティな味なのかなって感じです。ほんのすこし焦げのようなビター香り(焼き芋みたいな感じ?)もあります。
味わいはおとなしめの酸味が程よくそしてほのかな甘さ、コーノとの相性もいいように思います。少し温度が下がってきても味が変わらず、最後まで緩やかな酸味を味わいながらすっきりしたのみくちでした。
今回利用した器具
コーノ名門ドリッパー・MDN-21(1-2人用)を利用しました。文中にも書きましたが落ちるスピードが他のドリッパーより早く感じられるため、やや慣れが必要かと思いますが、それも含めて何度も挑戦したくなるところがいいですね。すっきりとくどくない味に仕上げられるところが好きです。