さて、今回は、スコットランドのアイラ島を代表するアイラモルトの雄、男性的でたくましい味わいのラフロイグを飲みます。購入したのは最もスタンダードな10年です。かつてコンスタントに15年が販売されていたころには、どうしても味が劣る気がして飲んでいなかったのですが、ほぼ15年ぶりぐらいに購入してみました。
今回はウイスキーチョコレートリュフ付きを購入しました(ラフロイグのシングルモルトウイスキーが5%含まれたミルクチョコレートトリュフ5個入り)。
さて、今回はどんな世界を見せてくれるでしょうか?
オリジナルサイトでの紹介
香り:強いスモーク、海藻類、薬品、ほのかな甘さ
味わい:ほのかな塩と幾重にも重なるピートが織りなす風味の中に驚くほどの甘み
余韻:長く続く
当醸造所のラフロイグ10年は、75年以上前にイアン・ハンターが発明した時と同じ方法で今なお蒸留されているオリジナルのラフロイグです。これは、他の全てのラフロイグ銘柄でラフロイグらしさの基盤となっています。
ラフロイグを作る際には、ピートを焚いて麦芽を乾燥させます。アイラ島固有のこのピートの煙が、ラフロイグに豊かな風味を与えています。
ラフロイグ10年をお楽しみの方は、まず最初に強烈にスモーキーな味わいに気づくでしょう。その後、その奥にほのかな海藻の香りと驚くほどの甘さを感じることでしょう。このフルボディー感は、他のラフロイグウイスキーにも共通する特徴で、長い余韻をもたらします。
このウイスキーは、ジム・マレーの「ウイスキーバイブル」で2019年ベストシングルモルトスコッチ10年&アンダーにも選ばれています。
ドイツのネット専門ショップでの紹介
香り:薬品っぽいスモーキーさ、ほのかな海藻香
味わい:スモーキー、甘く薬品的でフェノール香、ソルティー
余韻:長く口内にとどまる際立った余韻
我々の感想
色:濃すぎない黄金色、キャラメル色素による着色あり
香り:スモーキーでやや磯のかおり(海辺のピートの影響)
味わい:とてもスモーキーで刺激的な味わい。自分たちにはストレートでは強すぎる(ややしびれるような刺激を感じるため)、トワイスアップで楽しむ。それによりストレートではあまり感じない、よく言われる薬品臭が強烈に増す。ややオイリーでまとわりつくような甘い味わいもあるがどこまでもスモーキー、それでいてアルコール度数が下がったことで飲みやすさも増す。どこまでも男性的なごついイメージが付きまとう。ラフロイグのスタンダード!
余韻:スモーキーな味がしばらく口内に留まる感じ。
まとめ
今回は定番中の定番、ラフロイグ10年です。もう私たちがあれこれ書くまでもなく日本でもスコッチ好きの人で知らない人はいないほどの超有名どころ。
10年を飲むのは実に15年ぶりぐらいでしたが、結構楽しめました。再び常備しておいていいかと思える個性的なウイスキーでした。
好き嫌いがはっきりと分かれる味ですが、一度はアイラ島を代表するアイラモルトとして試してもらいたい一本ですね。