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【レストラン紹介】フランス・マルセイユ ブイヤベースが手頃な値段で楽しめるレストラン Les Arcenaulx

さて今回は、フランスのマルセイユで訪れたレストラン Les Arcenaulx を紹介します。すっかり値段が高くなってしまった名物料理ブイヤベースが今も比較的お手頃値段で楽しめるレストランです!

訪問のきっかけ

南仏マルセイユと言えば、名物料理はブイヤベース!

もとをたどれば、漁師が商品価値のない魚介類を自分達で食べるために大鍋で煮込んだという大雑把な料理だったはずなのに、いつの間にか洗練されたお高い料理になってしまいました。

現在のブイヤベースは『ブイヤベース憲章』なるルールがあり、料理の提供方法や使われる魚介類などが決められているのだそうです。

マルセイユ旧港に面した『ル・ミラマール(Le Miramar)』や、少し郊外の小さいに入り江に面した漁村にある『シェ・フォンフォン(Chez Fonfon)』などが、“本格的ブイヤベース”を供するお店として超有名ですが、こういったお店はどこも一人前60-70ユーロとかなり高額!

もうちょっと庶民的なブイヤベースは無いか調べていたら、偶然一人32ユーロのこのレストランが見つかりました(観光シーズンなので速攻で席を予約しました)。

レストランの場所

ちょうどマルセイユ旧港の南側、レストランが立ち並ぶ一角を通り抜けたさきの広場に面してレストランがありました。

ここに来る途中にあるエリアもレストランが犇めき合っており客引きも積極的でしたが、どれもツーリストメニューそのままのような感じがあり、あまり興味をそそられるお店はありませんでした。

最寄り駅はメトロの Vieux Port で、そこから徒歩5分程度です。

レストランについて

この日は19時30分の予約を入れてありましたが(多くのレストランは20時から)、案の定、我々はこの日2番目、といっても時間的な差はほとんどない入店となりました。

最初は、テラス席を提案されましたが(この季節、一般的にいうとテラス席のほうが人気です)、まだ陽も高く、相当暑かったので、室内のテーブルを希望しました。

室内は空調も効いておりとても快適!

さらに内装はどこかの歴史的建物内の書斎か図書室かと思うような造りで、書棚は本でいっぱいです。

かなり見ごたえもありました!

比較的奥の落ち着いた席に案内され、涼みながらゆっくりメニューを検討することができました。

食事内容の紹介

まずは、メニューを検討しつつアペリティフシャンパンとカクテルで乾杯!

メニューを検討しつつと言いながら、メインの目的はブイヤベースなので、それ以外に何を注文するか(前菜をどうするか)?
ということで、前菜はタパス料理の中からタコのサラダを注文しました。タパスという割にはたっぷり入っており、むしろ2種類頼まず正解でした。

タコのタパスとともに、なぜかもう一品、アーティチョークのペーストとこんがり焼いたバゲットが運ばれてきました。

これはお店からのサービスでした!(最初はお通しみたいなもの?と思ったのですが、他のテーブルには出ていませんでした。)

これがかなりの絶品で、レシピが知りたいぐらい!

どうやって作ってるんだ!

ここで食べすぎると、絶対的にボリュームのあるブイヤベースが食べられなくなる、と思いながらも手も口もとまらない美味しさでした。

アペリティフの後は、プロヴァンスロゼワインに切り替えてブイヤベースを待ちました。

さて、メインのブイヤベースですが、ここは高級店の様に、スープと魚を分けて出したりしません(でも、それぞれ別に調理されたうえで一品にまとめられていました)。

もちろん、付け合わせは、こんがりバケットとアイオリ(ニンニクマヨネーズ)。ルイユかも?

中身はお魚が5種、数個のムール貝、それとジャガイモとなっており、かなりボリュームがありました(これ一人前ですよ)。

お魚はそれぞれ、近海のお魚らしいしっかりとした身で身ぐずれもなく、スープは、まさに魚介類を煮込んだ、旨味のしっかり詰まった濃い味。

おそらく高級店のような洗練さは無いのでしょうが、魚介類の旨味が詰まった美味しいいスープでした。

ただ、量が半端ない!

だから前菜を小さいと思われるタパス一皿にしたのに、タパスの皿は大きいし、サービスでアーティチョークのペーストなど美味しいものを食べた後だけに、後半はかなり頑張って平らげました。

それでも、必ずいただくのがデザート!

これまた大き目なフォン・ダン・オ・ショコラのヴァニラアイス添えで締めました。

最後にカフェで胃をさっぱりさせてお会計を済ませ、お店を出たのは10時ごろ。

フランスだとやっぱり夕食に2.5-3時間ぐらいはかかりますね。

まとめ

食べ終わって店を出ることにはすっかり暗くなっており、気温もだいぶ過ごしやすくなっていました。

開店後すぐにお店に入ったわけですが、我々が食べている間に室内のテーブルもどんどん埋まっていき、出る頃にはほぼ満席。

外のテラス席もほぼ一杯状態でした。

それなりに席数のある(特にテラス席も含めると)レストランで、常時、サービスの人たちが5-6名体制で回していましたが、かなり忙しそうでした。

それでも、一つ一つのテーブルにも気を掛けて声をかけてもらえるお店でした。

値段的にもっとツーリスト向けかと思いきや、以外にも地元?っぽい人が多い印象を受けました。

お会計のほうは2名で135ユーロでした(グラスシャンパンx1,カクテルx1,グラスロゼワインx2、タコのタパスx1,ブイヤベースx2、フォン・ダン・オ・ショコラx1)。

ブイヤベースが高級店のほぼ半額ということで、そこそこの金額でかなりしっかり食べられましたし、シンプルに美味しかったです。

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