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ヨーロッパ・ドイツでの日常生活からぽつりぽつり書きたいことを書いていきます。

【レストランレビュー】プロヴァンス・La Maison de Celou

フランスのプロヴァンスにあるレストランのレビューです。

コート・ダジュールなどとは異なりプロヴァンスの、それもアヴィニョンやエクサンプロヴァンスなどの大きい町ではない、小さいに町で食事(ランチ)をした時のお話です。

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シャトーヌフ・ド・ガダーニュ(Châteauneuf-de-Gadagne)

この町の名前をご存じの方はまずいないと思います。ここはプロヴァンスの代表的な町アヴィニョンの東、15キロほどのところにある歴史ある市壁が残る急坂だらけの小さい町です。

町の中は石畳の激坂だらけで車はほとんど入り込めないような、まさに時間が止まってしまったような町でした。

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村と呼ばないのはこの市壁で囲まれたエリアの外に新しい街並みが広がっており、それなりの規模となっているからです。

こんな市壁に囲まれた旧市街の一角に今回訪れたレストランはありました。

町の入り口にあるレストラン La Maison de Celou

この旧市街には今もいくつもの市門が残っており、車の侵入を拒んでいるようです(小さい車なら少しは入れそう)。

まずは最も大きい門をくぐり旧市街に入ります。

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門をくぐりすぐ右手にレストランの入り口があるのですが、特に看板などもなく、入り口がわからず少し行ったり来たりしてしましました。

少し路地を入った奥まったところにそれらしき入り口を見つけ進むと、内装も立派なレストランのエントランスに出ました。

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名前を告げすぐに奥に通されたのですが、夏のヴァカンスシーズン、夜の予約が全く取れないだけあり、ランチもほぼ満席といった感じでした。

運よくテラス席に案内され、思っていた通り、ボークリューズの大地とリュベロンの山々を一望できました(このレストランを選んだ一つの理由)。

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座席は室内とこのテラス席、さらにテラス席のわきのガーデンにある小さいプールを囲む数席といった感じでした。

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こちらのレストランの住所及び連絡先は下記のとおりです。

 旅行情報 レストラン La Maison de Celou
住所:5 Rue Saint-Join, 84470 Châteauneuf-de-Gadagne, フランス
Tel:+33 490160861
営業時間:月休、日と水はランチタイムのみ、それ以外はランチ、ディナータイム
WEB:
https://www.lamaisondecelou84.com/

選んだメニュー

ランチということもあり、前菜一皿、メイン一皿、デザートまたはチーズプレートがセットになったMenu "Gourmand" 34ユーロを注文、アペリティフはとらずに前菜とメインに合わせてグラスで白と赤のワイン(もちろんこのエリアのワイン)をお願いしました。

このコースはプリフィクススタイルで、前菜とメインはそれぞれ2種類から、デザートは4種類(追加料金が必要なもの含む)から1つ選ぶことができます。

前菜:ギリシャ風にアレンジされたサバ

我々からするとキュウリ(ジュレというかゼリー寄せ)に乗った締めサバといった感じです。また少しワサビ(または西洋わさび)が使われていたように思います。最近のフランスではよく見かける”ちょっと日本風”という印象のお料理でした。メニューではギリシア風となっていましたが、どこがギリシア風?という感じでした。

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メイン:ポレンタに乗った子豚の背肉のロースト

しっかりとボリュームもあるやわらかくジューシーな子豚。ソースとの相性も良く楽しめました。

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デザート:あんずのシャーベットとガトーショコラ

食後のデザートはケーキ屋で買うケーキほど甘くはなく、大きいけど十分行ける量でした。

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最後はコーヒー(別料金)をもらいましたが、フランスでは大体お菓子が付いてきますね。

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感想

初めて訪れたレストラン。宿を取った町からも近く、またミシュランでも星はありませんがおすすめとなっており、さらに眺望のよさが売りということで選んでみました。シーズン中のため滞在中のディナーはもう満席で予約できず、ランチでの訪問となりました。

ランチということで少し軽めのメニューを選びましたが、値段もお手頃で楽しめました。またテラス席だったので気持ちもよかったです(夏なので日陰が作ってあってももちろん暑かったのですが、、、)。

午後1時半の予約だったため、食べ終わったころにはほんの数組が残る状況でした。そのため、テラスの写真は誰も写っていません。

食後は腹ごなし兼酔い覚ましのため、お散歩に勤しみました。。