ひたすら楽しく食べて飲みましょう!

ヨーロッパ・ドイツでの日常生活からぽつりぽつり書きたいことを書いていきます。

Tullibardine The Murray Chateauneuf-du-Pape Finish を堪能!

さて今回飲んだウイスキーコットランド、ハイランドタリバーディン(Tullibardine)マルケス・コレクション(The Marquess Collection)の一つ、フランス・南ローヌ地方の赤ワイン、シャトーヌフ・デュ・パプの樽で仕上げられた1本です。ラベルの記載によると、2005年蒸留、2018年ボトリング、ノンチルフィルター

f:id:Oni-Taiji:20200414044011j:plain

タリバーディンは、その歴史では必ずしも輝かしい蒸留所ではないと思いますが、2011年に、フランス・ブルゴーニュ(シャサーニュ・モンラッシュ)のワイン商、メゾン・ミッシェル・ビカールが買い取り、それ以降、ブレンド用原酒の販売から、蒸留所名義のシングルモルトの販売に方針を大きく切り替えました。

オリジナルサイトでの紹介

オリジナルサイトでは、The Marquess Collection の一本として紹介されています。

ドイツでの販売は我々が利用しているネット専門ショップの独占販売のようです。

f:id:Oni-Taiji:20200414034724p:plain

Tullibardine Whisky Distillery

ドイツのネット専門ショップでの紹介

f:id:Oni-Taiji:20200414034845p:plain

香り:赤い果実のジューシーさ、ほのかなスパイス。
味わい:チェリーとミントチョコレートを思わせるさわやかでフレッシュな味わい。
余韻:長く尾をひく甘味。
バレルタイプ:ファーストフィルバーボン樽で熟成後、さらにシャトーヌフ・デュ・パプ樽で仕上げ

この一本は、タリバーディン侯爵の称号を手にした有名な歴史上の人物へのオマージュとなっています。 最初のボトリングは、ウィリアム マレー卿(1705-1793)に捧げられたもの。

2004年(2005年の間違い?)蒸留のシングルモルトをまずファーストフィルバーボン樽で12年間熟成させた後、フランスはローヌ南部のシャトーヌフ・デュ・パプの赤ワイン樽で更に2年近く熟成させたものです。赤ワイン樽による追熟により複雑さが生まれています。
今回のウイスキーはドイツのこのネットショップ向け専売用にボトリングされたものです。

現在の価格は54.90ユーロとなっていますが、購入しているサイトでは年会費を払うことで、常に5%の割引と会員ボトルがもらえます。これは会員ボトルとしてもらった一本。

我々の感想

香りは、マールのようなワインの蒸留酒を思わせる香り。とても華やかな重厚感のあるイメージ(南ローヌならではの果実味が凝縮されたようなイメージ)。かすかにオークの香りも残っている。

f:id:Oni-Taiji:20200414044117j:plain

味わいは、ストレートでは果実味たっぷりのベリー系のフルーティー&ジューシーさオイリーさの中にほのかな苦みとスパイシーさを感じる。

余韻は長く、最初フルーティーな甘さが強いが最後は甘さの奥に心地のよい苦みが残る。

いつものように1:1で加水すると、モルトの強さが前に出てきて、加水前に感じていたワインのイメージは一歩引きさがる感じ。

飲み口は比較的穏やかであるが、果実香が鼻に抜けていく。エレガント。余韻は加水しているせいか穏やかに消えていく感じ。

最後に

スペシャルコレクションという事もあり、ハードケース入りで、磁石で開封扉が止められています(立派すぎて処分に困る⁈)。

また、そうと知っているからか、シャトーヌフ・デュ・パプの赤ワインを思わせる力強さを感じました(なんせ南仏ローヌワインは我が家の定番なので親近感あり)。

加水すると柔らかでエレガントになるのが印象的でした。

kibidango.hatenablog.jp

kibidango.hatenablog.jp