さて今回飲んだのは、スコットランドのアイラ島で2005年創業という比較的新しい蒸留所、キルホーマンのシングルモルト。
アイラに124年ぶりに誕生したニューカマーの中の先駆け的存在であるキルホーマンのマキヤ―ベイ(Kilchoman Machir Bay)です。
初めて飲む蒸留所なので、とても楽しみです。
オリジナルサイトでの紹介
アイラ島で最も壮観なビーチにちなんで名付けられたマキヤーベイは、それぞれバーボン樽とシェリー樽で熟成されたキルホーマンウイスキーをヴァッティングしたものです。
バーボン樽の割合が高いため、クラシックなアイラキャラクターと新鮮な花の複雑さの明確なバランスが生まれます。
Kilchoman Distillery | Scottish Single Malt Whisky
ドイツのネット専門ショップでの紹介
香り:甘くスモーキーな中にレモンやライム
味わい:最初にバニラ、バタースカッチ、あとから強く甘いスモーク
余韻:長く尾をひく
バレルタイプ:バーボン樽とオロロソシェリー樽
ピートレベル:フェノール値は50 ppm
キルホーマン マキヤーベイはこの独立系蒸留所のフラッグシップです。
アイラの老舗蒸留所と同様に、アイラウイスキーの典型的な特徴である潮っぽさとスモーキーさを兼ね備えています。メインは6年熟成の原酒で、バーボン樽熟成酒に少量のオロロソシェリー樽熟成酒をヴァッティングしています。
我々の感想
香りは最初にややバニラ感や香ばしいへーゼルナッツの香り、その後スモーキーな香りが追う。やや柑橘系の鼻に抜ける感じがある。加水するとピーティな香りが強く出る。
トワイスアップでの味わいは、さらっとした甘さとフルーティーさに続いて、思いのほかしっかりしたスモーキーな感じが前に出てくる。同時にすっきりした鼻に抜ける感じがする。爽やかで飲みやすいシングルモルト。
余韻はフレッシュさのあとにピートスモークがじわーっと残る。
まとめ
大麦作りから蒸留まですべてを一貫してこの蒸留所で行う、今となっては珍しい小規模蒸留所であるキルホーマン蒸留所。
これまで飲む機会がありませんでしたが、アイラらしいピートの香りもありつつ、フレッシュさも残る一本でした。
今回飲んだマキヤーベイ以外にも数種類がでているので、機会を設けて、飲み比べてみたいと思います。